勘違い注意!滋賀県公立高校の偏差値 ネットの情報に騙されないで![2024年最新]

目次

草津市は、ベッドタウンとして県外出身の方が多くおられます。

私たちは「滋賀県公立高校入試について詳しく教えてほしい」とよく質問されますが、ネットの誤情報によって勘違いをしている方が非常に多いです。

勘違いをしてしまうと、実力相応の高校を受験できなかったり、逆に受験に失敗してしまう可能性が上がります。

是非最後までお読みいただき、正しい理解をして、受験を迎えてほしいと思います。

 

そもそも偏差値って何?

偏差値は平均を50とし、平均からどれだけ離れているかを表す数値です。

偏差値を計算するためには、標準偏差という数値を用い、かなり複雑です。

今回は難しい話は抜きにして

・平均点が取れていれば偏差値50

・滋賀県公立高校入試の場合、偏差値が高くて約70、低くて約30

くらいの認識だけ持っておいてください。

ちなみに、中学校によって学力に差があります

学校で平均点でも、滋賀県全体でみたら平均点でなかったりしますのでご注意ください。

 

なぜサイトによって偏差値が異なるのか

ネットで「滋賀県公立高校 偏差値」と検索すると、様々なサイトが表示されます。

なにかの情報サイトだったり、大手学習塾のサイトだったりがあり、どれが正しいのか判断がつきません。

例えば、玉川高校の偏差値をみてみると

あるサイトでは54

あるサイトでは56

あるサイトでは51

と、数値がばらついています。

なぜそんなことが起こるのかというと

模試の出題傾向が違うから

模試を受けている人数が違うから

模試を受けている生徒の学力が違うから

です。

偏差値は、平均点を基準とします。

暗記系の問題しかない模試と記述問題が多い模試では平均点は異なります

模試を受けている生徒が極端に少なかったり受けている生徒が全員学力が高い場合には、その中の平均値が基準になるので、当然偏差値も異なります。

このようにして、サイトによって偏差値はばらつくのです。

余談ですが、まとめサイトやランキングサイトは下にスクロールすると、だいたい塾や家庭教師のサイトのリンクが張られていますよね。

ご存じの方も多いと思いますが、そういうサイトは「塾にいかなきゃ」と思わせるように厳しめのデータを掲載しがちです。

その情報が嘘というわけではありませんが、そういう数字のマジックで心理を操作されることにご注意ください!

 

どの偏差値が正しいのか?

それでは本題です。

今回は滋賀県公立高校入試の偏差値についてお話しています。

一番信頼できるのは

・滋賀県公立高校入試の学力検査と出題傾向が近い模試

・滋賀県全域の生徒が受けている模試

というのがポイントになります。

英数塾STfunは滋賀県で10年以上教育業界に携わってきましたが、その中で上記2点のポイントを押さえられている模試は大阪進研「滋賀V模試」しかないと思っています。

 

「正しい」というと語弊があるかもしれませんが、「滋賀V模試」が最も信頼できるといって過言ではないでしょう。

 

実際の偏差値

今から大阪進研が開示するサイトを調べるのも手間という方も多いと思うので、一覧を下表に示します。

※湖南4市+大津市のみ ※特色、推薦除く

70

膳所高校(理数)

68

膳所高校(普通)

63

守山高校、石山高校(普通)

58

草津東高校

57

東大津高校

54

大津高校(普通)

51

玉川高校、草津東高校(体育)

48

大津高校(家庭)

47

国際情報高校

45

大津商業(総合ビジネス、情報システム)、石山高校(音楽)

42

草津高校

41

瀬田工業(電気)、堅田高校

40

栗東高校(美術)、守山北高校(みらい共創)

39

守山北高校

38

瀬田工業(機械、化学工業)

36

栗東高校(普通)

35

湖南農業(農業、食品、花緑デザイン)、野洲高校、北大津高校

平均点の違い

普段の定期テストの平均点は、中学校によって異なるものの、300点前後がほとんどではないでしょうか。

しかし、滋賀県公立高校入試において、平均点はかなり低くなります。

過去3年間の平均点が以下です。

 

国語

数学

社会

理科

英語

合計

2024年

52.7

41.2

50.3

44.6

47.9

236.7

2023年

54.0

45.7

49.9

54.3

53.6

257.5

2022年

47.1

42.3

56.8

48.8

47.0

242.0

先述した滋賀V模試でも平均点は普段の定期テストよりも低くなっています。

この認識をしておかないと、過去問題などを解いた時に

「これでは受からない」

と間違った認識をしてしまうのでご注意ください。

 

倍率の違い

偏差値よりも倍率を気にする生徒がたまにいます。

しかし、倍率よりも重視しなければならないのは偏差値です。

例えば、大津高校普通科と東大津高校を比べると、大津高校普通科の方が毎年倍率が高い傾向です。

では大津高校普通科の方が合格最低点が高いのかというと、それは違います。

偏差値は合格最低点を基準にしているので、東大津高校の方が偏差値が高い、すなわち東大津高校の方が合格最低点が高いといえます。

もし、大津高校普通科の方が合格最低点が高いのであれば、次の年から大津高校普通科の偏差値は東大津高校よりも高くなるはずです。

実際に、人気校は少しずつ偏差値を上げています。

3人のうち1人落ちる

 

というインパクトに騙されず、合格最低点を基準に自分の点数を高めていきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめると

・滋賀県公立高校入試の実力を知りたい場合、滋賀V模試が一番信頼できる

・目先の点数で自分の実力を判断せず偏差値をしっかり計算する

・倍率に一喜一憂せず、偏差値で志望校を検討する

ことが重要です!

是非参考にしてみてください!

 

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