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本日、2026年滋賀県公立高校入試の出願状況が公表されましたね!
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5591236.pdf
しかし、例年と違って「倍率が書かれていない!」と思った人は多いのでは?
そこで今回、一般型選抜の倍率について考察していきます。
新入試制度でなぜ倍率が記載されていないのか
2026年から滋賀県公立高校入試の制度が改訂されています。
「特色選抜」、「推薦選抜」がなくなり、「学校独自型選抜」が採用されました。
これまで、「一般選抜」の1か月前に「特色選抜」や「推薦選抜」が行われ、その合格をした人は「一般選抜」には出願していませんでした。
しかし、今年から「学校独自型選抜」が「一般型選抜」の次の日に実施され、同時に出願することになりました。
今回公表された「一般型選抜」の数字は「学校独自型選抜」に出願している人も含まれています。
そのため計算がややこしくなり、倍率の記載をしていないのでしょう。
どうやって倍率を計算するのか
一般型の出願者に学校独自型の人数が含まれているため、学校独自型の合格者数を差し引くと、一般型の母数がわかります。
例として、石山高校を見てみましょう。
| 選抜区分 | 募集人数 | 出願者数 |
| 学校独自型 | 32 | 77 |
| 一般型 | 288 | 406 |
一般型の出願者数が406人ですが、学校独自型の32人は一般型の合格者数には含まれないので
406-32=374人が一般型の実質出願者数になります。
374÷288=約1.3が石山高校普通科一般型選抜の実質倍率になります。
一般型選抜の倍率一覧表
時間がないので英数塾STfunの生徒が出願する範囲だけ、倍率を計算してみました。
| 学校名 | 学科名 | 選抜区分 | 推薦の種類 | 募集人数 | 出願者数 | 倍率 |
| 東大津 | 普通 | 学校独自型 | 自己推薦 | 32 | 32 | |
| 普通 | 一般型 | 288 | 365 | 1.16 | ||
| 大津 | 普通 | 学校独自型 | 72 | 112 | ||
| 家庭科学 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 32 | 43 | ||
| 普通 | 一般型 | 168 | 366 | 1.75 | ||
| 家庭科学 | 一般型 | 48 | 80 | 1.00 | ||
| 石山 | 普通 | 学校独自型 | 自己推薦 | 32 | 77 | |
| 普通 | 一般型 | 288 | 406 | 1.30 | ||
| 瀬田工業 | 機械 | 学校独自型 | 60 | 59 | ||
| 電気 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 60 | 52 | ||
| 化学工業 | 学校独自型 | 20 | 15 | |||
| 機械 | 一般型 | 60 | 133 | 1.20 | ||
| 電気 | 一般型 | 60 | 119 | 0.87 | ||
| 化学工業 | 一般型 | 20 | 45 | 1.00 | ||
| 大津商業 | 総合ビジネス | 学校独自型 | 自己推薦 | 100 | 20 | |
| 総合ビジネス | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 111 | |||
| 情報システム | 学校独自型 | 自己推薦 | 40 | 4 | ||
| 情報システム | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 38 | |||
| 総合ビジネス | 一般型 | 100 | 226 | 1.26 | ||
| 情報システム | 一般型 | 40 | 90 | 1.25 | ||
| 彦根東 | 普通 | 学校独自型 | 自己推薦 | 16 | 51 | |
| 普通 | 一般型 | 304 | 394 | 1.24 | ||
| 草津東 | 普通 | 学校独自型 | 自己推薦A | 32 | 51 | |
| 体育 | 学校独自型 | 自己推薦B | 80 | 141 | ||
| 体育 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 36 | 46 | ||
| 普通 | 一般型 | 208 | 415 | 1.84 | ||
| 体育 | 一般型 | 4 | 33 | |||
| 草津 | 普通 | 学校独自型 | 中学校長推薦A | 36 | 12 | |
| 普通 | 学校独自型 | 中学校長推薦B | 24 | 25 | ||
| 普通 | 一般型 | 180 | 243 | 1.15 | ||
| 玉川 | 普通 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 64 | 50 | |
| 普通 | 一般型 | 256 | 317 | 1.04 | ||
| 守山 | 普通 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 20 | 83 | |
| 普通 | 一般型 | 180 | 226 | 1.14 | ||
| 国際情報 | 総合 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 120 | 120 | |
| 総合 | 一般型 | 120 | 236 | 0.97 | ||
| 野洲 | 普通 | 学校独自型 | 自己推薦 | 35 | 23 | |
| 普通 | 学校独自型 | 中学校長推薦 | 45 | 18 | ||
| 普通 | 一般型 | 80 | 117 | 0.95 |
※あくまで参考値とお考え下さい。
注意点
あくまで一般論から計算をしましたが、そもそも学校独自型選抜で募集定員全員が合格するのかは不明です。
実際に、これまでも学校推薦で落ちて推薦枠を一般枠に回すという学校がありました。
その場合、倍率は変わってきます。
また、新入試制度は例年より約2週間早く試験が実施される関係で、出願変更の時期も早まりました。
そのため、私立の合否がわからない状態で公立高校も出願しているという生徒もいます。
この公立高校の出願者数にはすでに私立の進学を決めている生徒が含まれている可能性があります。
そのため、あくまで参考値とお考えください。
メッセージ
毎年この出願者の確定を機に「先生、5人中4人しか受からないの不安すぎます」と言われることがあります。
「〇人落ちる」という数字にビビってしまうのでしょう。
しかし、倍率で一喜一憂してはいけません。
自分が合格最低点以上の点数が取れるかが重要です。
出願者が敵なのではなく、合格最低点をとれるように自分と戦うという気持ちが大切です。
人は不安になればなるほど、手が止まります。
この直前の時期に、悪いイメージはせず、過去問題を解きまくって合格ラインを引き上げてほしいと思います。