滋賀県立湖南農業高等学校の合格法【倍率、定員など】

目次

はじめに

湖南農業高校は通称「こなんのう」と呼ばれる農業高校です。

農業科、食品科、花緑科の3学科を設置しており、基礎的な知識や技術を学び、地域に貢献する人材の育成を目指しています。

2年次のインターンシップや、3年次の派遣実習により実践的な能力を育成するための学習活動も用意されています。

今回、湖南農業高校に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明します。

基本情報

住所

〒520-0036 滋賀県草津市草津町1839

電話番号

077-564-5255

校訓

健康 勤勉 自律 協調

学校紹介動画

農業科:https://www.youtube.com/watch?v=toi9oGC5M6A

食品科:https://www.youtube.com/watch?v=h5SaVptSlZ4&t=161s

花緑科:https://www.youtube.com/watch?v=72-nJqBz044

定員、過去3年間の倍率(農業)

2025年度定員:80名

推薦選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度 48 40  1.20
 2023年度 33 33 0・83
 2022年度 49 40  1.23

一般選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度 50 40  1.25
 2023年度 45 47  0・96
 2022年度 51 40  1.28

倍率について:2023年度は低かったが、他の年度は1.2倍程度と高い倍率になっている。                                                   ※2023年度一般選抜の合格者が受験者数より多いのは、回し合格者を含むため。

定員、過去3年間の倍率(食品)

2025年度定員:40名

推薦選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度 24 20 1.20
 2023年度 30 20  1.50
 2022年度 31 20   1.55

一般選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度 21 20 1.05
 2023年度 24 20  1・20
 2022年度 17 20  0.85

倍率について:受験者数が数名増減するだけで、倍率が大きく変動するので読みにくくなっている。
※2022年度一般選抜の合格者数が受験者数より多いのは、回し合格者を含むため。

定員、過去3年間の倍率(花緑)

2025年度定員:40名

推薦選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度 16 16 0.80
 2023年度  19 19  0.95
 2022年度 17 17  0.85

一般選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度 27 24  1.13
 2023年度 20 21  0.95
 2022年度 32 23  1.39

倍率について:例年推薦選抜の倍率は低くなっている。                                          ※2023年度一般選抜の合格者数が受験者数より多いのは、回し合格者を含むため。

偏差値

推薦選抜の偏差値:38

一般選抜の偏差値:35

偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。

偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。

詳しくは以下YouTubeにて解説しております。

https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN

実際に何点取ればいいのかという基準ですが、

推薦選抜の場合、平均点-約105点とれていれば合格ラインです。

一般選抜の場合、平均点-約131点とれていれば合格ラインです。

注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。

また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。

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合格実績

卒業生のおよそ60%が就職、40%が進学するようです。

就職率は毎年高いようで、きちんと学習を積み重ね、良い成績を残すことで、満足のいく就職先を見つけられる可能性が高いです。

農業に関係のある大学にも進学しているようです。古いデータですが以下のリンクから過去の進学先や就職先が確認できます。

湖南農業高校進路実績:http://www.konanno-h.shiga-ec.ed.jp/gakkougaiyou/shinro1.html

出身有名人

軌保 博光(元映画監督、元お笑い芸人)  ※月亭方正(山崎方正)とTEAM0というコンビを組んでいました。

部活

強い部活

将棋部、弓道部

部活動のページhttp://www.konanno-h.shiga-ec.ed.jp/schoollife/bukatu/bukatudoutop.html

通っているor通っていた人の声

・小さないざこざはあるが、3年間クラスが変わらないので家族のような関係になります。

・就職率が高く、普通に学校生活頑張って過ごしていれば望みの就職先にいける。

・文化祭の模擬店は食品科が作る物なので普通にお店で出てくるレベルで美味しい。

・農業や花について学びたい生徒でないと、授業に身が入らず苦しい思いをする。

合格するための勉強法

一般選抜は偏差値が38なので、基本問題を中心に解けるようになる必要があります。

まずはしっかり3年間の基礎を固めます。

「新研究」が学校で配られていたら、A問題を自力で解けるようになるまで繰り返します。焦ってB問題をする必要はありません。

基本、A問題で間違えた問題を何度も繰り返し、夏休み中に完璧にしましょう。

その後、余裕があれば、B問題や塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて取り組みましょう。

市販で記述対策をしたい場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。

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ここまでできれば赤本に立ち向かう学力はついていると思います。正答率の低い問題は飛ばしていいので、正答率50%以上の問題を解けるようににしましょう。正答率は以下サイトの「結果のまとめ」を参照してください。https://www.pref.shiga.lg.jp/edu/nyuushi/high/senbatsu/325134.html

受験直前期は難関私立のように癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。あくまで受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。

下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。

名門塾は集団形式で難しい問題を解きがちですが、自分のレベルと自分の志望校にあった対策をしましょう。

推薦選抜の受験を考えている生徒は面接の対策をする必要があります。通っている中学校や塾で対策しておきましょう。

補足:令和8年度(現中学2年生)より入試制度が大きく変わります。面接試験のみだった推薦選抜で学力試験が課されるようになるようです。詳しい内容が発表されるのを待ちましょう!

さいごに

湖南農業高校は校内で基礎知識や技術を、インターンシップなどの実習で実践的な能力を習得することで社会に出たときの即戦力となるよう生徒に指導をしています。

高い就職率が誇るので、農業に興味があり、なおかつ高卒での就職を目指している生徒にはよい環境で学習ができるのではないでしょうか。

一方で、農業に興味がない状態で入学してしまうと日々の授業や実習が辛く、学校生活が嫌になってしまう可能性があります。また学科の特性上、女子生徒が多いということも理解しておきましょう。

農業に興味があり、高卒での就職を目指している生徒にはおススメできる学校です。