滋賀県立守山高等学校の合格法【倍率、定員、勉強法など】

目次

はじめに

守山高校は滋賀県内でトップクラスの進学校の一つです。

「県立守山中学校」は中学入試を突破した精鋭が集まり、そのまま中高一貫で高校まで指導がされます。

しかし、高校から外部受験も可能で、中学入試のリベンジや、精鋭たちとの切磋琢磨を求め、志望する中学生も少なくありません。

平成26年に文部科学省からSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、令和6年にはDXハイスクール対象校にも採択されました。

「情報Ⅰ」でプログラミングやデータサイエンスに関する講義を実施するほか、

移動教室棟やセミナーハウス等への無線LAN延伸工事

CALL教室のDX化(高性能PC・プロジェクター・カラーレーザープリンター等の整備)等

約1000万円の補助金が交付され、整備されます。

デジタル機器を駆使できる力を育み、その能力を活かして国内外で活躍する人材の育成を目指している高校です。

今回、守山高校に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明します。

基本情報

住所

〒524-0022 滋賀県守山市守山3-12-34

電話番号

077-582-2289

校訓

「協和・進取・叡智」の精神に拠り
1)互いの人格を尊重し、協力する心を大切にする人間を育てる。
2)積極的に物事に取り組み、主体的に行動できる人間を育てる。
3)一人ひとりの個性を生かし、高い知性を持つ人間を育てる。

定員(受験者数、合格者数、倍率など)

2025年度定員:普通科200人

特色選抜

 受験者数合格者数倍率
2024年度255604.25
2023年度253604.22
2022年度248604.13

一般選抜

  受験者数 合格者数倍率
2024年度1941401.39
2023年度1881401.34
2022年度1831401.31

倍率について:特色・一般とも例年高倍率です。

偏差値

【普通科】特色選抜:67  一般選抜:63

偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。

偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。

詳しくは以下YouTubeにて解説しております。

https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN

実際に何点取ればいいのかという基準ですが、

特色選抜の場合、平均点+約149点とれていれば合格ラインです。

一般選抜の場合、平均点+約114点とれていれば合格ラインです。

注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。

また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。

詳細はコチラをクリックしてください。

2024年3月卒業生合格実績

京都大学 6

大阪大学 11

神戸大学 9

滋賀医科大学 9

滋賀大学 7

同志社大学 87

立命館大学 238

関西大学 57

過去5年間の進路実績:http://www.moriyama-h.shiga-ec.ed.jp/common/pdf/hs_shinro.pdf

出身有名人

・GACKT(アーティスト)

・井原 正巳(元サッカー選手、元日本代表主将、柏レイソルヘッドコーチ)

・森田 まさのり(漫画家)(ルーキーズなど)

・美濃部 直彦(元サッカー選手、監督)

部活

強い部活、珍しい部活

陸上部、新聞部など

どの部活動も活発であり、勉強も部活動も全力で取り組んでいる生徒が多いようです!

部活動のページ:http://www.moriyama-h.shiga-ec.ed.jp/contents/hs/club/

通っているor通っていた人の声

・大学受験に集中できる良い環境でした。先生たちも生徒のために臨機応変に対応してくれます。

・学園祭は準備期間を含めてとても楽しかったです。

・校舎が古い!冬は隙間風が寒い!廊下っていうか外やん!

・文武両道な友達が多かったと思います。私はバドミントン部で皆初心者でしたが、皆で一勉強も部活も一生懸命頑張って、良い高校生活が送れたと思います。

合格するための勉強法

一般選抜は偏差値が63なので、標準問題を完璧にしてから難易度の高い問題まで解けるようになる必要があります。

まずはしっかり3年間の基礎を固めます。

「新研究」が学校で配られていたら、A、B問題共に自力で解けるようになるまで繰り返します。

早めに基礎を基礎が固めてしまい、夏休み前には「もう新研究は完璧!」という状態にしましょう。

塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて取り組みましょう。

市販で記述対策をしたい場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。

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ここまでできれば基礎の学力は十分ついていると思うのですが、偏差値が高いことがあるのを加味すると、新研究のB問題レベルの問題はさらに追加で取り組んでおいて、標準、応用問題への引き出しを増やしておいた方が良いと思います。

英数塾STfunでは「入試特訓Navi」という教材を使っていますが、塾用の教材なので、塾に通っていない方は書店にてB問題レベルの問題集を各教科1冊追加購入して取り組むことをお勧めします。

秋以降は応用問題を多く解く必要があります。

ただし、滋賀県のトップ校といえど、受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。

難関私立のように癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。

下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。

特色選抜の受験を考えている生徒は赤本を購入して、小論文や総合問題の対策をしましょう!以下のリンクからも過去問を見ることができますが、小論文の問題は著作権の関係で本文が掲載されておりません。赤本の購入が必要になります。

守山高校入試について:http://www.moriyama-h.shiga-ec.ed.jp/contents/hs/exam/

※令和8年度(現中学2年生)より新入試制度になります。特色選抜は推薦選抜となり、受験資格として中3の成績が9教科合計41以上(中1.2の成績は含めないようです)であることが求められます。現在は特色選抜で60名の合格者を出していますが、新入試では20名となり、一般選抜での合格者が180名(現在140名)となる予定です。詳しい発表を待ちましょう!

さいごに

学業にも部活にも力を入れて、高校生活を充実させることができるといえます。

偏差値的に石山高校とよく比較されますが、進学実績は守山高校のほうが良いことがわかります。

むしろ、進学実績をみたら、彦根東に肩を並べつつある傾向です。

ただし、部活にも勉強にも力を入れているが故に、かなり忙しい高校生活になることは覚悟しておいてください。

特に部活動と両立したい場合、メンタルや体力に自信がないという人の場合は厳しいかもしれません。

これまで見てきた生徒でも、覚悟を持って入学した生徒はなんとか3年間やりきれましたし、3年間でかなり成長してくれました。

成長にはある程度厳しい環境が良いのは間違いありません。覚悟を持ってやりきるぞと思える場合は、部活動でも結果をだせて、大学も上位を目指せる高校です!

是非多くの人に入学して頂き、自分のハードルを上げてもらいたいと思います!