目次
はじめに
大津高校は滋賀県内でもかなり人気のある進学校の一つで、公立高校では県内唯一の家庭科学科を有しています。
新快速は止まりませんがJR膳所駅、そして京阪膳所駅の目の前にあり、立地も優れています。
今回、大津高校(家庭科学)に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明したいと思います。
大津高校普通科の合格法はこちら:https://www.eisu-stfun.com/daigakuzyukennkoramu/
基本情報
住所
〒520-0802 滋賀県大津市馬場1ー1-1
電話番号
077-523-0386
教育理念
SMILEで輝く 未来へのまなざし(充実した学習Studyと学校行事やクラブ活動Eventから、礼儀・作法Manners、知性Intelligence、愛・思いやる心LOVEが生まれると信じています)
家庭科学科のページ
http://www.ohtsu-h.shiga-ec.ed.jp/kateika/pp/kateika.html 商店街でのファッションショーに、お弁当販売実習など実習がとても充実しています。3年間の総まとめとして大きなホールで学習発表会もするようです!
定員、過去3年間の倍率
2025年度定員:家庭科学科80名
推薦選抜
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 91 | 32 | 2.84 |
2023年度 | 82 | 32 | 2.56 |
2022年度 | 87 | 32 | 2.71 |
一般選抜
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 68 | 48 | 1.42 |
2023年度 | 60 | 48 | 1.25 |
2022年度 | 64 | 48 | 1.33 |
倍率について:例年高い数字になっています。定員が少ないのもあり、受験者数が少し増えるだけで倍率がグッとあがります。
偏差値
推薦選抜の偏差値:50
一般選抜の偏差値:48
偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。
偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。
詳しくは以下YouTubeにて解説しております。
https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN
実際に何点取ればいいのかという基準ですが、
推薦選抜の場合、平均点ぴったりとれていれば合格ラインです。
一般選抜の場合、平均点-約18点とれていれば合格ラインです。
注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。
また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。
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2024年3月卒業生合格実績
龍谷大学8
佛教大学12
同志社女子大学2
京都女子大学1
京都橘大学2
など。4年生大学への進学は約30%ほどのようです。約50%が専門学校、約15%が短期大学、5%が就職のようです。
過去3年間の合格実績:http://www.ohtsu-h.shiga-ec.ed.jp/info/sinro.html
出身有名人
大津 びわ子(ラジオパーソナリティ)
藤本 恵子(小説家)
部活
強い部活
ボート部、カヌー部、弓道部、体操部など。家庭科学科が中心の「家庭クラブ」(SMILEクラブ)の活動も盛んなようです。
カヌー部(insta):https://www.instagram.com/ohtsu.canoe/?hl=ja
ボート部(insta):https://www.instagram.com/otsu_rowing/?hl=ja
大津ボート部やカヌー部が目立った活躍をしているようですね。琵琶湖も高校の目の前です。
通っているor通っていた人の声
・実習が充実しているので裁縫や料理が好きな人にはオススメ。休憩時間に補習があるので裁縫が苦手な人はキツイです。
・女子しかいない事もあり、球技大会や文化祭での気合いがもの凄いです。クラスの団結力が高まる。
・家庭科は3年生になると自分で作ったドレスを着てファッションショーが行われます。
・学力がとても低く、塾に週4回行ってほぼ毎日自習室に通って偏差値を10上げて入学できた。本当に勉強を頑張ったかいがある素敵な学校だと思います。
合格するための勉強法
一般選抜は偏差値が48なので、基本・標準問題を中心に解けるようになる必要があります。
まずはしっかり3年間の基礎を固めます。
「新研究」が学校で配られていたら、A、A+問題共に自力で解けるようになるまで繰り返します。
夏までに基礎を固め「もうA問題は完璧!」となれば、次はB問題で標準問題を多く解きましょう。
新研究ができたら、塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて取り組みましょう。
市販で記述対策をしたい場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。
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ここまでできれば基礎の学力は十分ついていると思うので、赤本や滋賀V模試で仕上げをしましょう。
受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。
下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。
偏差値が50以下のため、難しい問題にチャレンジしすぎず、正答率が40%以上の問題をできるようにすれば合格の可能性が上がります!正答率は以下サイトの「結果のまとめ」を参照してください。https://www.pref.shiga.lg.jp/edu/nyuushi/high/senbatsu/325134.html
推薦選抜の受験を考えている生徒は、作文や面接対策をしましょう!!以下のリンクより作文の問題を見ることができます。
大津高校入試について:http://www.ohtsu-h.shiga-ec.ed.jp/enter/enter.html
補足:推薦選抜については令和8年度入試(現中学2年生)より、大きく変わります。3年間の技術家庭の評定合計が11以上必要になり、試験内容も作文から学力試験へ変更するようです。詳しい内容が発表されるのを待ちましょう!!
さいごに
大津高校家庭科学科は食物や被服、保育の実習により、実践的な技術を身につけることができます。
学研究発表やファッションショーなど、3年間の学習成果を発表する場もあり、大きな達成感が得られるでしょう。
卒業後の進路については専門学校が50%を占めており、4年生大学進学は20%程度になっていることも理解しておきましょう。
将来、被服や調理、保育に関わる仕事をしたい人には充実した学びが得られる、最高の学校生活になると思います。