滋賀県立国際情報高等学校の合格法【倍率、部活、5教科148点からの逆転法まで】

目次

はじめに

国際情報高校は、1987年に設立された滋賀県の栗東市にある高校です。

総合学科のため、自分の学びたい科目を選択して時間割を作成することが可能です。

メカトロニクス・情報テクノロジー・国際ビジネス・グローバルスタディ・ヒューマンカルチャーの5系統から選択します。

今回、国際情報高校に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明したいと思います。

基本情報

住所

〒525-3016 滋賀県栗東市小野36

電話番号

077-554‐0600

スクールポリシー

http://www.kokujo-h.shiga-ec.ed.jp/data/schoolpolicy.pdf

定員【受験者数、合計者数、倍率】

2023年度定員:普通科240名

推薦選抜

 

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度126961.31
 2023年度91911.00
 2022年度116961.21

一般選抜

  受験者数 合格者数倍率 
 2024年度1781441.24
 2023年度1721491.15
 2022年度1531441.06

倍率について:例年、倍率が増加傾向にあるイメージ

文理選択:2年次から

卒業生進路状況:http://www.kokujo-h.shiga-ec.ed.jp/about/career/

HP:/http://www.kokujo-h.shiga-ec.ed.jp/

偏差値

推薦選抜の偏差値:49

一般選抜の偏差値:47

偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。

偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。

詳しくは以下YouTubeにて解説しております。

https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN

実際に何点取ればいいのかという基準ですが、

一般選抜の場合、平均点の-約25点とれていれば合格ラインです。

注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。

また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。

詳細はコチラをクリックしてください。

2024年度入試合格実績

滋賀大 1

福井大 1

近畿大 1

龍谷大学 1

関西外国語大学 3

京都外国語大 2

京都産業大 5

京都橘大学 19

京都文教大 3

出身有名人

未調査

部活

令和5年度 全国大会出場

女子テニス部、英会話部、放送部、簿記部

その他部活動については以下

http://www.kokujo-h.shiga-ec.ed.jp/school_life/club/

 

通っているor通っていた人の声

  • 女子の制服がとてもかわいい
  • 自分の努力次第ではあるが、有名大学に進学する人もいた
  • 学園祭は活気があって楽しい
  • 学校までのアクセスが少し不便だった

合格するための勉強法

一般選抜は偏差値が47なので、標準問題を解けるようになる必要があります。

まずはしっかり3年間の基礎を固めます。

「新研究」が学校で配られていたら、A問題を自力で解けるようになるまで繰り返します。

なるべく早い段階で基礎が固まり、「もう新研究は完璧!」と夏休み前には終わらせましょう

その後、塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて取り組みましょう。

市販で記述対策をしたい場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。

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ここまでできれば赤本に立ち向かう学力は十分ついていると思うのですが、新研究のB問題レベルの問題はさらに追加で取り組んでおいて、標準、応用問題への引き出しを増やしておいた方が良いと思います。

英数塾STfunでは「入試特訓Navi」という教材を使っていますが、塾用の教材なので、塾に通っていない方は書店にてB問題レベルの問題集を各教科1冊追加購入して取り組むことをお勧めします。

秋以降は応用問題を多く解く必要があります。

ただし、受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。

難関私立のように癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。

下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。

名門塾は集団形式で難しい問題を解きがちですが、自分のレベルと自分の志望校にあった対策をしましょう。

実際に合格した生徒【5教科148点からの逆転合格】

この生徒は「ザ・ゲーム好き」の権化みたいな生徒で、当時ハマッていたのはフォートゥナイトというゲームでした。

保護者の方もほとほと困っており、勉強なんて二の次三の次という感じでした。

しかし、ゲーム好きの生徒は、実は勉強と相性がいいです!

まず、勉強の攻略法を説明します。

ボスが何で、ボスを倒すためにどんなスキルがあって、どんなレベル上げをしたらいいかを説明します。

そうすると、生徒自身、「やってみようかな」と考え始めます!

注意点としては、無理やりさせるのはご法度です。

「やらなきゃいけないのはわかってるけど、やりたくない」から

「やらなきゃいけないのはわかってるし、やってみよう」に変えるのです。

また、ゲーム好きな生徒は集中力の持続時間が長い場合が多いです。

一度やる環境を作ってしまうと、長時間集中して勉強してくれます!

余談ですが、ゲームに歯止めが利かない子は家庭でのルール設計がうまくいっていないことがほとんどです。

なので、受験期には明確なルール設計を保護者の方と相談しながら決めました。

そうすると、自習に毎日来るようになり、自習の時間は集中して勉強。

コツコツレベル上げをし、あっという間に平均点近くまで点数が上がりました!

受験の時期にはゲームの時間はかなり少なくなり、偏差値もメキメキ向上!

難なく国際情報に合格しました!

ちなみにこの生徒、今では大学生です!

自分の興味のある情報分野の勉強をしています!

中学時に5教科150点取れなかった生徒が立派に大学生活を送っていると考えると、生徒たちの情報は素晴らしいなと思います!

是非、みなさんも、現状の成績なんて気にせず、国際情報高校を目指してみてください!

さいごに

国際情報高校は、勉強だけでなく国際交流や資格取得にも力をいれている高校です。

女子生徒の中には、「制服が可愛いから行きたい」と耳にすることも少なくありません。

自由な校風や楽しい行事など、楽しい高校生活の要素が盛りだくさんなのが魅力です。

大学進学だけでなく、それぞれの進路に合わせたコースが充実しています。

逆に、大学に行きたいとすでに決まっている場合は、偏差値をもう3上げて玉川高校に行くという選択も良いと思います。

「自由」で「楽しく」ても、それに甘んじず努力できる強い意志を持った人にはお勧めの高校です。