目次
はじめに
石山高校は滋賀県内でもかなり人気のある進学校の一つです。
自主・自立の校風のもとで普通科と音楽科に分かれており自由に学ぶことのできる高校です。
今回、石山高校に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明したいと思います。
基本情報
住所:〒520-0844 滋賀県大津市国分町一丁目15番1号
電話番号:077-537-3371
校是:高きを仰げ~志を高く掲げよ~
定員
2023年度定員:普通科320名
特色選抜の受験者数、合格者数、倍率:
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 437 | 96 | 4.55 |
2023年度 | 433 | 96 | 4.51 |
2022年度 | 463 | 96 | 4.97 |
一般選抜の受験者数、合格者数、倍率:
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 343 | 224 | 1.53 |
2023年度 | 341 | 224 | 1.52 |
2022年度 | 358 | 224 | 1.60 |
倍率について:毎年倍率も高く非常に人気なため、倍率が急に下がることはあまり考えにくい
文理選択:2年次から
2022年合格実績:http://www.ishiyama-h.shiga-ec.ed.jp/wp-content/uploads/2023/06/fdc0d9d6cbe7ace1a3cf429d3a8e5dbf.pdf
HP:http://www.ishiyama-h.shiga-ec.ed.jp/
偏差値
特色選抜の偏差値:65
一般選抜の偏差値:62
偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。
偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。
詳しくは以下YouTubeにて解説しております。
https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN
実際に何点取ればいいのかという基準ですが、
特色選抜の場合、平均点+約123点とれていれば合格ラインです。
一般選抜の場合、平均点+約99点とれていれば合格ラインです。
注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。
また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。
詳細はコチラをクリックしてください。
2023年合格実績
京都大学1
大阪大学3
神戸大学10
滋賀大学15
滋賀県立大学26
同志社大学77
滋賀医科大学3
立命館大学355
龍谷大学302
出身有名人
テツ(お笑い芸人(テツandトモ))
田村隆平(漫画家 代表作:べるぜバブなど)
部活
通っているor通っていた人の声
- 自由な校風で休み時間では携帯もOK
- 私は草津市から通っていましたが、新快速の止まる石山駅からそんなに遠くないし通いやすかったです。
- 県内有数の進学校でかなりの勉強量でしたが、吹奏楽部に入っていると部活もかなりきつくパンクしてしまう友達もいました。
- 行事ごとが楽しく、自由な生活を送れました。自制心がない人はどんどん置いて行かれるので注意してください。
合格するための勉強法
一般選抜は偏差値が62なので、標準問題を完璧にしてから、難易度の高い問題を解けるようになる必要があります。
まずはしっかり3年間の基礎を固めます。
「新研究」が学校で配られていたら、A、B問題共に自力で解けるようになるまで繰り返します。
なるべく早い段階で基礎が固まり、「もう新研究は完璧!」と夏休み前には終わらせましょう。
その後、塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて取り組みましょう。
市販で記述対策をしたい場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。
Amazonリンクはコチラ
ここまでできれば赤本に立ち向かう学力は十分ついていると思うのですが、新研究のB問題レベルの問題はさらに追加で取り組んでおいて、標準、応用問題への引き出しを増やしておいた方が良いと思います。
英数塾STfunでは「入試特訓Navi」という教材を使っていますが、塾用の教材なので、塾に通っていない方は書店にてB問題レベルの問題集を各教科1冊追加購入して取り組むことをお勧めします。
秋以降は応用問題を多く解く必要があります。
ただし、滋賀県のトップ校といえど、受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。
難関私立のように癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。
下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。
名門塾は集団形式で難しい問題を解きがちですが、自分のレベルと自分の志望校にあった対策をしましょう。
さいごに
石山高校は進学校の中でも人気の高校です。
自由な校風や楽しい行事など、楽しい高校生活の要素が盛りだくさんなのが魅力です。
ただし、進学実績を見ると、偏差値の近い彦根東高校や守山高校に比べ劣っているようにも感じます。
授業のレベルが高く、課題が多いのは間違いないです。
大学受験といえど、自分の実力を把握し、基礎を固める時間は必須なので、無理して通うのは大変かもしれません。
「自由」で「楽しく」ても、それに甘んじず努力できる強い意志を持った人にはお勧めの高校です。