目次
はじめに
玉川高校(通称:玉高)は滋賀県内でも人気のある進学校の一つです。校舎はなんと6階建てで、草津市内を見渡すことができるようです。約950名の生徒が在籍しており、非常に活気のある学校です。
今回、玉川高校に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明します。
基本情報
住所:〒525-0058 滋賀県草津市野路東3丁目2-1
電話番号:077-565-1581
玉川の高校の特色:http://www.tamagawa-h.shiga-ec.ed.jp/index.php/features/
定員
2025年度定員:普通科320名
特色選抜の受験者数、合格者数、倍率:
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 257 | 96 | 2.68 |
2023年度 | 288 | 96 | 3.00 |
2022年度 | 231 | 96 | 2.41 |
一般選抜の受験者数、合格者数、倍率:
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 245 | 224 | 1.09 |
2023年度 | 300 | 224 | 1.34 |
2022年度 | 269 | 224 | 1.20 |
倍率について:2023年度は倍率が少し高く、2022年度の草津東高校や大津高校の倍率上昇の影響で流れてきた生徒が多い印象。2024年度は前年度の高い倍率を避けたためか、倍率が低くなっている。毎年倍率が変動しており読みにくい。
文理選択:2年次から
偏差値
特色選抜の偏差値:53
一般選抜の偏差値:51
偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。
偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。
詳しくは以下YouTubeにて解説しております。
https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN
実際に何点取ればいいのかという基準ですが、
特色選抜の場合、(平均点+8.75×3)点とれていれば合格ラインです。
一般選抜の場合、平均点ぴったりが合格ラインです。
注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。
また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。
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2024年度入試合格実績(2024年4月1日現在)
滋賀大学2
滋賀県立大学2
同志社大学2
立命館大学44
関大大学18
龍谷大学279
近畿大学30
京都産業大学82
関西外国語大学9
佛教大学62
など。一般入試でも関関同立への合格者が複数名出ています!
過去3年間の進路状況:http://www.tamagawa-h.shiga-ec.ed.jp/pdf/nyuusikekka2023.pdf
出身有名人
松村豊司(元プロ野球選手)
部活動
玉川高校のクラブ活動は活発に行われており、毎年の加入率は80%を越えるようです。 全国大会・近畿大会に出場する部も多くあります。
部活動のページ:http://www.tamagawa-h.shiga-ec.ed.jp/index.php/schoollife/
制服
ブレザースタイルにネクタイのカッコいい制服です!
通っているor通っていた人の声
いじめは見たことも聞いたこともなく、みんなすごく優しい。
大人しい子から明るい子までいて、なじみやすい。
休み時間はスマホもお菓子もOKだが、メリハリがつけられている生徒が多くきちんと勉強する。
草津東や東大津は教材の難易度が高いけど、玉高は標準レベルだから基礎をしっかり固められる。
合格するための勉強法
偏差値が51なので、基本・標準問題を解けるようになる必要があります。
まずはしっかり3年間の基礎を固めましょう。
「新研究」が学校で配られていたら、まずA、A+問題を自力で解けるようになるまで繰り返します。
夏までにA問題で基礎を固め「もうA問題は完璧!」となれば、次はB問題で標準問題を多く解きましょう。
B問題もできたら、塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて記述対策に取り組みましょう。
市販の教材の場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。
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ここまでできれば基礎学力は十分ついていると思うので、赤本や滋賀V模試で仕上げをしましょう。
受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。難関私立のように癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。
下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。
名門塾は集団形式で難しい問題を解きがちですが、自分のレベルと自分の志望校にあった対策をしましょう。
赤本では正答率の低い問題は飛ばしていいので、正答率40%以上の問題を解けるようにしましょう。
正答率は以下サイトの「結果のまとめ」を参照してください。https://www.pref.shiga.lg.jp/edu/nyuushi/high/senbatsu/325134.html
ちなみに、玉川高校は特色選抜がありながら赤本が販売されていません。(2025年1月現在)
数年前まで特色選抜でなく推薦選抜だったためです。
ただし、令和6年度の玉川高校特色選抜過去問の総合問題、小論文は大津高校普通科と同じものになっています。
玉川高校
http://www.tamagawa-h.shiga-ec.ed.jp/index.php/forjuniorhighstudents/20201113kyoto/
大津高校
http://www.ohtsu-h.shiga-ec.ed.jp/enter/enter.html
特色選抜の受験を考えている場合、玉川高校の赤本が出版されていない場合は大津高校の赤本に取り組みましょう
さいごに
玉川高校は大津、草津、栗東、守山にお住まいの方には非常に良い高校です。
真面目な生徒が多いことで学業や部活に専念しやすいですし、大学受験において基礎固めは非常に重要です。
玉川高校は基礎を学校で固めることができ、プラスアルファを個々で対策すれば国公立大学や関関同立に合格できます!
今は偏差値40台だけど、大学進学を目指したいという中学生は目標にしてみてはいかがでしょうか。