目次
はじめに
彦根東高校は滋賀県内でトップクラスの進学校の一つです。
文部科学省からSSH(スーパーサイエンススクール)に指定されていた実績もあるほか、令和4年度には実践的な英語力を身に着けて世界で活躍できる人材を育てるためのGS(グローバル・サイエンス)コースが新設されました。
GSコースについて:http://www.hikonehg-h.shiga-ec.ed.jp/blog/wp-content/uploads/2022/03/GSposter.pdf
今回、彦根東高校に合格するためにどのような対策をしたらいいのかを説明したいと思います。
基本情報
住所
〒522‐0061 滋賀県彦根市金亀町4-7
電話番号
0749-22-4800
校訓
赤鬼魂(「先駆者精神」「先頭に立って活躍する」「時代に先立って新しい分野を切り開く」「何事にも屈しないチャレンジ精神」)
学校紹介動画
定員(受験者数、合格者数、倍率など)
2025年度定員:普通科320人
特色選抜
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 309 | 96 | 3.22 |
2023年度 | 325 | 96 | 3.39 |
2022年度 | 305 | 96 | 3.55 |
一般選抜
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2024年度 | 257 | 224 | 1.15 |
2023年度 | 252 | 224 | 1.13 |
2022年度 | 238 | 224 | 1.06 |
倍率について:特色・一般とも他の高校と比較すると、落ち着いている印象。
偏差値
【普通科】特色選抜:67 一般選抜:63
偏差値は大阪進研の発表している数値になります。偏差値はページによって値が異なっており、混乱する人も多いでしょう。
偏差値は平均点と標準偏差という数値によって計算され、出題傾向と受験者によって大きく変化します。
詳しくは以下YouTubeにて解説しております。
https://youtu.be/dDfg7yBelIk?si=GOLXrJ49v5rBH3CN
実際に何点取ればいいのかという基準ですが、
特色選抜の場合、平均点+約149点とれていれば合格ラインです。
一般選抜の場合、平均点+約114点とれていれば合格ラインです。
注:滋賀県の公立高校入試は問題が非常に特殊なため、学校の定期テストや実力テストでは実力が判断できない場合が非常に多いです。また、中学校ごとに学力が異なります。例えば、滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は全体的に学力が高いです。滋賀大学教育学部附属中学校の生徒は、校内の実力テストで平均以下だったとしても、滋賀県全体では平均を大きく上回るということがよくあります。上記計算はあくまで目安とし、正確な実力を計りたい場合は大阪進研の滋賀Vもしを受験することをお勧めします。
また、滋賀Vもしを受けられる環境にない生徒のために、英数塾STfunでは「滋賀県公立高校入試実力確認テスト&特別講座」という、塾生以外の方でもご利用いただけるサービスを準備しております。
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2024年3月卒業生合格実績
京都大学 6
大阪大学 12
神戸大学 10
滋賀医科大学 6
滋賀大学 14
同志社大学 83
立命館大学 254
関西大学 17
など
2024年3月卒業生合格実績:http://www.hikonehg-h.shiga-ec.ed.jp/blog/wp-content/uploads/2024/04/2111f955e6d59e2f7f8509ea5d6fb9d1.pdf
出身有名人
・山名 文和(芸人(アキナ))
・ken(ミュージシャン、L’Arc~en~Ciel)
・田原 総一朗(ジャーナリスト)
・細野 豪志(元環境大臣)
・川端 達夫(元総務大臣、元文部科学大臣)
・福澤 一彦(京進代表取締役社長)
その他にも、さらに国会議員やアナウンサーを輩出しています!
部活動
珍しい部活
E.L.C、箏曲部、演劇部、ハンドボール部など……
彦根東高校部活動:http://www.hikonehg-h.shiga-ec.ed.jp/clubactivities
運動部、文化部ともに数が多いです。きっと自分が興味を持てる部活動が見つかると思います!
通っているor通っていた人の声
・真面目な生徒が多く、受験に打ち込みやすい環境でした。
・日々の課題や先生に言われたことをやるので精一杯になる生徒も多い。
・私の年度はイジメなどもあまり聞かず良い高校生活でした。滋賀県の他の進学校は、私立大学志向が強いですが、彦根東は国公立志向が強いのは自分にとって合っていたと感じます。
・中学の時クラスで一番賢かった友達は膳所高に進学し、ライバル心を抱いていたが、同じ大学に進学することが決まって、彦根東で頑張ってよかったと思った。先生も良い先生ばかりだった。
合格するための勉強法
一般選抜は偏差値が63なので、標準問題を完璧にしてから、難易度の高い問題を解けるようになる必要があります。
まずはしっかり3年間の基礎を固めます。
「新研究」が学校で配られていたら、A、B問題共に自力で解けるようになるまで繰り返します。
なるべく早い段階で基礎を固め、夏休み前には「もう新研究は完璧!」という状態にしましょう。
その後、塾に通っている人は「即効記述ワーク」などを取り寄せて取り組みましょう。
市販で記述対策をしたい場合、集英BOOKSの「記述のコツ」シリーズがお勧めです。
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ここまでできれば赤本に立ち向かう学力は十分ついていると思うのですが、新研究のB問題レベルの問題はさらに追加で取り組んでおいて、標準、応用問題への引き出しを増やしておいた方が良いと思います。
英数塾STfunでは「入試特訓Navi」という教材を使っていますが、塾用の教材なので、塾に通っていない方は書店にてB問題レベルの問題集を各教科1冊追加購入して取り組むことをお勧めします。
秋以降は応用問題を多く解く必要があります。
ただし、滋賀県のトップ校といえど、受験で解く問題は滋賀県公立高校入試です。
難関私立のように癖の強い問題を解けるようになるよりも、滋賀県公立高校入試に近い思考力や表現力を高める問題を多くやる必要があります。
下手に超応用問題を解くより、過去問10年分とV模試4回×10年分、合計50回分のように、滋賀県公立高校入試に準拠した問題を解きまくるほうがいいです。
名門塾は集団形式で難しい問題を解きがちですが、自分のレベルと自分の志望校にあった対策をしましょう。
さいごに
彦根東高校は歴史と伝統のある高校です。
しかし、草津市や守山市のように人口が増える市が近いわけではないため、毎年志願者数が減り、偏差値も守山高校や石山高校に追い越されそうなのが現実です。
進学校である以上、膳所高校に離されたり、守山高校に抜かれるなどはどうでもよく、個々に大学受験に向き合うことが大切です。
その精神をしっかり持ち、生徒たちが努力しているのは進学実績をみれば一目瞭然です。
非常に良いお勧めの高校だと思いますので、湖北に住む方は目標にしてみてください。