みなさんこんにちは!STfunの藤間です。
今回は「滋賀県公立高校入試の偏差値」について。非常に質問が多くて、勘違いしている方が多いようです。
その説明をしていこうと思います。インターネットで調べたときにいろんなサイトがでてくると思います。
「まとめサイト」だったりとか、いろんな塾のランキングが載ってるサイトとか出てくるんですけども、
これを「正しく見る方法」というのをしっかりと理解してほしいので、それについての説明をしていきます。
また「偏差値」というのを基準にして、自分が今からどれくらい点数を取っていかなきゃいけないのか、その計算方法も説明していこうと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
実際に私も「滋賀県公立高校入試 偏差値」と検索してみたんですけど、本当にたくさんのサイトが出てきます。
これらの情報で
「どれが一番正しいのでしょうか?」
という質問が非常に多く寄せられています。
それを質問してくれたらいいんですけど、質問せずに勝手に勘違いして先に進んでいる子は「非常に危険」だと思いますので、ここでしっかり警鐘していきたいと思います。
私が
「一番重要」
「一番信憑性がある」
と思っているのは
「大阪進研の滋賀V模試の偏差値」
だと考えています。
「偏差値」というのは、そのテスト(模試)の平均点や標準偏差という数値を出して計算されているものです。
例えばこの「滋賀県公立高校入試」は非常に難しくて、
「記述問題が多い」
「平均点が非常に低い」
試験なのです。
今年(2019年度入試)の平均点が「224点」でした。学校の定期テストだったら300点くらいが平均点だと思いますが、それほどの点数差があります。。。
この「点数の差」というのは「出題の傾向が全然違う」つまり一般的な選択問題や語句の問題が多いような模試やテストで偏差値・標準偏差を出したところで、その「数値」に信憑性があるのか、というところです。
例えば、生徒によっては記述問題が得意な生徒・苦手な生徒がいると思います。
今回、英数塾STfunでも6月に「V模試第一回」というのを中学三年生に受けてもらいましたが、普段テストで平均点300点くらい取れているような子でも全然平均点に届かなかった子が続出しました。
それは当然、生徒によって得意・不得意というのはありますが、基準にする偏差値を「出題傾向が滋賀県公立高校入試に似てないテストの偏差値を基準にしていいのか?」ということが問題点です。
「定期テストだったら平均点取れてる、じゃあ自分の偏差値は50だな」
と思って受けたのに、
本番では記述問題が多くて平均点がすごく低くて平均点取れず不合格になった
これってとてもマズイことだと思います。
なので私が一番信じて良いと思っているのが「滋賀V模試の偏差値」だと考えています。
残念ながら大阪進研さんの「滋賀V模試」の偏差値というのはネットで「滋賀県公立高校入試 偏差値」と検索したときに1ページ目とかに出てきません。
それで情報にたどり着けないということが多いと思うので、各高校別に一覧にしてみました。
工業・農業・商業高校は学科が色々あるのでおよその数値にしましたが、
このような形で自分の志望校の偏差値がどれくらいなのか、ということにも目を向けてほしいと思います。
では実際にどういうふうに偏差値を出せばいいのかというと、一番良いのは
この「滋賀V模試」を受けることだと思います。
滋賀県内の塾に通っていれば大体「滋賀V模試受けますか?」というような打診がくると思います。
これを是非とも受けてください!
もしかすると大手塾では「全国模試を全校一斉に受けさせますよ」というような感じでやるところもあるかもしれません。
それをするから滋賀V模試は受けさせない、という塾もあるかもしれませんんが、そこは非常に気を付けてくださいね。
全国版の模試よりも、滋賀県の模試は「全然レベルが違います」。
そのレベルが違うものを基準にしてはいけません。なのでお子さんが通っている塾に聞いてみてください。
「滋賀県のV模試受けられないんですか?」と。
もし滋賀V模試を塾で受けられないのであれば、塾で受けない・塾に通っていない生徒でも「個人受験」ができます。
大阪進研の滋賀V模試、ぜひとも問い合わせてみてください。そしてそれをしっかりと受けてみてほしい、これがまず第一です。
次に「偏差値の出し方」ですが、先述のように「平均点」や「標準偏差」とう数値を使います。
あくまで基準・目安ですが「約8.75点で偏差値が1変わる」というふうに思ってください。
なので、今年の平均点である224点という点数。これがどれほどの数値かというと、例えば偏差値62の石山高校。
すごくレベルが高い!この高校行く人ってすごいレベル高い人ばっかりで中学のテストでもすごく良い点ばかり取ってる人、というようなイメージをすると思います。
実際には定期テストでは400点以上は取っておかないといけないと思います。ただ、高校入試や滋賀V模試の場合だったら
偏差値62=「平均点(偏差値50)から偏差値+12」
つまり平均点+(12 × 8.75)点」
を取っておけばOKです。
要するに300数十点取っておけば大丈夫ということです。
あくまで一つの目安ではありますが、この「8.75点ぐらい」で偏差値が1変わる、というふうに考えてください。
偏差値50の長浜北高校や玉川高校に行くのであれば、入試の平均点(今回であれば224点)を取っておけばOKということです。
「えー!これだけの点数でいいんですか!?」
って思うかもしれませんが、大丈夫です。
滋賀県の公立高校入試は非常に難しいので、普段定期テストで300点くらい取れてる子でもこのぐらいの点数しか取れない、ということなんです。
これが偏差値の計算方法です。
最後に一つアドバイスをしておきたいのは、これだけ難しい問題なので
滋賀V模試を受けて結果を見たら当然みんなへこむんです。
「うわ~こんなひどい点数…」と、へこむんですけどそこは気にしちゃダメです!
模試を受ける理由としては、その時の自分がどれだけ理解できているのか、自分は記述問題が得意なのか不得意なのか、というところをちゃんと確認して、もしできていないのであればその対策・補強をしないといけない。
それを確認するための模試なんです。これが本番じゃないんです。
一番大事なのは
「落ちないこと」
「受かること」
「受かる可能性を少しでも上げること」
ということです。
なので
「へこむのが嫌だ…」
「まだ対策を十分にとっていないから模試を受けるのが怖い…」
そういうふうに思っているとズルズル模試を受けずに
「自分は何ができて何ができないのか」をわからないまま本番を迎えてしまって残念な結果になる可能性が高くなります。
「絶対合格」というのは入試ではあり得ないので
「可能性を少しでも上げるようにしていくこと」。
これが大事なので、そのツールとして「模試」特に滋賀県の公立高校入試を受ける生徒であれば「滋賀V模試」を必ず受けてほしいと思っています。
英数塾STfunでは、模試や季節講習などは基本的に自由参加ですよ、と言っています。
ただこのV模試に関してはなるべく受けてください、というふうに言っています。
そこまで説明した上でみんなが「頑張って受けます」と受けて、最初は当然へこむんです。
でもへこんだときに
「ちゃんと対策を取ったらいいよ」
「こういうふうにこう直していこうね」
というふうに決めていけば大丈夫なので
これを必ずやってほしいと思います。
実際に6月にV模試を受けて、この夏休みにしっかり対策をとりました。
9月6日に行われた「V模試第二回」の前に「過去問演習」というものをしました。
去年の模試の過去問を解いてもらいましたが、それをやってみたら偏差値が10くらい上がった子が数人いました!
やはり「対策」をとっていけば大丈夫です。
そこは安心してください!
今回説明した「滋賀県公立高校入試」の偏差値に関して非常に質問が多いところでした。
「これはどうなんですか?」「この高校ってどうなんですか?」そのような質問でも全然構いませんので、是非とも質問をお寄せください。